こんにちは。らむねです。
ときに自分の家族以上に分かり合え、気の合う友人に出会えたら、
それはかけがえのない宝物ですよね。
どんなにケンカをしても、お互いを理解しているので仲直りもできるはずです。
しかし、相手のことを大切に思いやるばかりに、ついアツくなり過ぎてしまうことも。
今回は、そんな人たちのお話です。
彼女と幸せそうな友人にイライラ!? 大切な友人の幸せを願う気持ちは本物か
亀山基夫さん(35歳)は、現在会社で借り上げてくれている一軒家の寮で暮らしています。
基夫さんの幼少期は祖母に育てられ、高校を卒業後は進学せずに就職。
いろいろな職を転々としてきましたが24歳の時、現在働く中小企業の町工場に就職をしました。
若い頃は社長や上司に、さんざん迷惑をかけてきましたが、
今では役職も付き、部下たちに慕われる上司として奮闘しています。
基夫さんの育ての祖母は、基夫さんが30歳の時に他界し、
両親とは子どもの頃からほぼ会ったことがなく、どこで何をしているかも知らない関係。
基夫さんは「自分に両親は居ない」「俺は家族なんて持たない」とよく口にしていました。
学歴や家庭環境にコンプレックスがあった基夫さんは、女性と接するのも苦手でした。
男性の多い今の職場に、女性は自分より年上の事務の女性だけ。
出会いにも積極的ではない基夫さんは、長年女っ気のない生活を続けてきました。
気の合う友人との出会い
小早川康友さん(27歳)が基夫さんの町工場で働き始めたのは1年半前。
施設育ちで身寄りがない康友さんは、当時家も無く会社の寮に入居してきました。
内気な性格でなかなか周りに溶け込もうとしない康友さんを
基夫さんは毎日のように誘っては、ご飯や飲みに連れて行っていました。
そして、基夫さんは身寄りのない者同士、康友さんに親近感を覚え、
仕事でもプライベートでも康友さんをフォロー。
康友さんもそんな基夫さんを慕うようになり、
いつの間にか2人の間には強い絆のような友情が芽生えていました。
同じ仕事、同じ家、強い絆で結ばれた2人。
ある出来事がきっかけで、その関係が崩れてしまうことに……その出来事とは?
(2019.03.29)